橋下徹氏、簗農相を更迭しない高市首相に「権力を誤ったらダメ」「絶対許してはいけない」

橋下徹氏(2025年3月撮影)

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(57)が10日、読売テレビ制作の日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。衆院選で自身を応援しなかった自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した簗和生農相の処遇をめぐり、高市早苗首相に「権力の使い方を誤ったらダメ」と訴えた。

読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は簗氏の問題を「私は基本的に1発でアウト。行政が不公正なことをしたのではないかと。完全にそういうイメージを持たれた」と切り捨て、「今までは『私がやった』『この橋は私が作った』って自慢してあまり問題にならなかった。今度はそうじゃなくて、『俺が減らした』って話ですからね」と憤った。

橋下氏は橋本氏の話にうなずきつつ「ただね五郎さん、予算の付け方が完全公平なんてあり得ないですよ。働きかけをするのが政治家の仕事で、どこかに橋を持ってくればどこかの優先順位が下がるんですよ。これが政治の実態」と語り、「だけど僕の実感では力を持ってる政治家なんてほとんどいません。力を持ってるふりをする政治家はいっぱいいるんです」と話した。

また「一番重要なところは、政策を実行するためとか予算を増やして住民を豊かにするためだったら、政治家の力で、政治でやればいいと思うんですけど、今回(簗氏を)『権力者失格』と言ったのは、ある意味痛めつける、自分の地位を守るために豊かにするとか政策実行するんじゃなくて、国民ないし自治体を痛めつけるのに権力を使ったから、これは権力者失格だと思う」と指摘した。

高市氏は8日の参院代表質問で、簗氏について「とにかく働いて、仕事で返せと言っている」と更迭しない考えを示したが「高市さんは『仕事で見てくれ』と。高市さんの人事評価は一貫してると思います。僕は仕事で評価するっていうのもそこは賛同するところではあるんですが、権力の使い方を高市さん、ここは誤ったらダメ」と強調。「豊かにするためだったら多少強引にやることもいいんだけど、痛めつけるために権力を使った、そういう発言をした政治家は絶対許してはいけない」と訴えていた。