俳優松下洸平(39)が10日放送のMBSテレビ「おしゃべり小料理ゆみこ」(月1回、土曜午後4時=関西ローカル)に出演。下積み時代の「まさかの出来事」について明かした。
同番組は、フリーアナウンサー有働由美子(57)が小料理屋のおかみに扮し、店を訪れたゲストが本音で話をするトーク番組。
松下は俳優になる前に、自作の曲を歌いながら絵を描く「ペインティング・シンガー・ソングライター」として活動していたが、ミュージカルのオーディションに合格したのを機に演劇の世界へ。
そこから2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で注目を集めるようになるまで、10年ほど舞台やミュージカルでの下積み生活が続いたという。
有働が「一番嫌なこととかは?」と下積み時代の苦労について聞くと、松下は20代半ばの頃に、あるドラマに出演した時のことを回顧。
「僕、1カット早めに終わったんで、先にメイクを落とさせてもらって着替えて。(スタッフに)『あと1カットなんで、こちらでお待ちください』って言われて。ロケ場所のみんなが待機するところで、ずっとソファで待ってたら、『なかなか呼ばれないな』と思って。外出たら、全員もう帰ってて…。僕、置いてけぼり食らって…」と、松下の存在が忘れられたまま、全員が撤収していた。
松下は、あまりのことに「『よし、辞めよう』って思いました。『やめやめやめ、もう、この仕事。無理無理無理』って」とショックを受けたことを振り返った。
松下からの電話を受けたマネジャーがドラマのスタッフに連絡し、ロケ車で迎えに来てもらったものの「それに乗るのも恥ずかしかったですね。窓ガラスに頭つけて、外を見ながら『どうやって辞めようかな…』とか。『辞めたところで何しようかな』とか。何の資格も持っていないし。考えながら外の景色をぼーっと見ていた記憶があります」と思いつめたという。
しかしその後、次第に演劇の世界で名前を知られるようになり、賞を受賞したことで「『あれ? 自分がやってることって間違ってないかも』と思えた。『大丈夫かも、このままいけば』って。その舞台を見てくれていた『スカーレット』のプロデューサーさんが、『スカーレット』のオーディションに呼んでくれたんですよ。31歳の時かな」と、下積みが実を結んだことを語っていた