鳥羽一郎の次男木村徹二が単独コンサート 夢の紅白初出場には「鳥羽ファミリーで出たい」

ワンマンコンサートで熱唱する木村徹二

歌手木村徹二(35)が12日、東京・浅草公会堂でワンマンコンサート「木村徹二 LIVE 4~アイアン浅草大作戦~」を開催した。「兄弟船」で知られる鳥羽一郎(74、本名・木村嘉平)の次男で、満員のファン約1000人が詰めかけた。

木村は22年11月16日に、父の鳥羽を意識した「二代目」でデビューした。

開演前の取材で「浅草公会堂には父の40周年コンサートで、デビュー前に立ったことがありましたが、1人で(ステージに)立たせてもらうのは感慨深いものがあります」と話した。

この日のコンサートは兄でシンガー・ソングライターの木村竜蔵(37)が演出・プロデュースを担当した。その竜蔵が作詞作曲し、荒波に立ち向かう心意気を歌った最新曲「風神雷神」など24曲を歌い上げた。

中盤に、演歌ギターのスペシャリスト斉藤功氏が登場。同氏の演奏で「別れの一本杉」(春日八郎)「みだれ髪」(美空ひばり)など3曲を披露した。

斉藤氏は、父の鳥羽と同様に、作曲家・船村徹氏(17年に84歳で死去)に師事しており、幼少のころから懇意にしていた。ただ生ステージでは初共演で「4年間やってきて、どんな状態になっているか、テストを受けている気分です」と神妙な面持ちで話した。

歌手の夢であるNHK紅白歌合戦初出場の手ごたえについては「まったくないですね」と笑わせた。

ただ「僕は40%を鳥羽一郎、40%を(おじの)山川豊の影響、恩恵を受けて、ステージに立てている。2人がいなければ立てていないと思っています。なので、大きな番組に立てるとしたら、(鳥羽)ファミリーで立ちたいですね」と願った。

デビュー時のキャッチフレーズは「ガツンと響く!アイアンボイス!!」。11月16日にはデビュー5周年イヤーに突入する。今では力強さだけでなく、ジャンルを超えた表現力を身につけている。

デビューに際し、父の鳥羽が贈った言葉が「雨垂れ石を穿(うが)つ」。

小さな雨のしずくでも、何度も石の上に落ちれば穴をあけられるの意味。転じて「根気よく続けていれば、いつか成果が得られる」の格言である。

まさに、その格言通り着実に前進している。【笹森文彦】