米国の人気ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」に出演した米俳優RJ・ミッテさんが12日(日本時間13日)テキサス州ブラウンズビルで亡くなったと同日、米メディアが一斉に報じた。34歳の若さだった。死因の詳細は明らかにされていない。
ミッテさんは、08年1月に放送が始まった「ブレイキング・バッド」に15歳で出演しブレーク。演じたウォルター・ホワイトの息子Jr.は松葉づえをつく役だったが、ミッテさん自身、帝王切開で生まれた際、脳性まひを患っていたことも欧米メディアで報じられ、障害者の権利擁護活動家としても知られていた。
代理人は「愛された俳優であり、慈善家であり、熱心な障害者権利擁護者であったRJ・ミッテ氏の悲劇的な死を、深い悲しみとともにご報告いたします」と発表。「脳性まひを抱えて生活してきた経験を生かし、その役割に真実味をもたらし、障害者への理解と包容性に関する基盤を築き上げた。世界中の友人や家族を楽しませるだけでなく、ユナイテッド・セレブラル・パルシーとシュライナーズ小児病院の親善大使としても活動していました」と生前の活動を紹介。「ミッテ財団の理事長を務め、慈善活動や地域社会の取り組みを支援するとともに、自身の立場を利用して固定観念に挑戦し、障害のある人々の社会におけるより大きな代表性を促進した」と続けた。
ミッテさんは、21年の映画「トライアンフ」で、脳性まひを抱えながらもレスラーを目指す高校生を演じた。同作は、障害者の描写を高く評価するルーダーマン・ファミリー財団の「真の表現」賞を受賞している。