吉岡秀隆(56)が13日、東京・国立博物館で行われた開創700年記念 特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」(14日開幕)取材会に出席した。
大徳寺は、1326年(嘉暦元)に開山し、一休宗純や沢庵宗彭ら公明な僧を輩出し、織田信長や豊臣秀吉ら戦国武将、千利休ら茶人からも信仰を集めた。今回の特別展では、塔頭や大徳寺派寺院を含む大徳寺山内の寺宝を一挙、公開。大徳寺の宝物が一堂に会する展覧会は41年ぶりで、東京では初めてで、千利休立像も初公開される。
吉岡は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合で日曜午後8時)に、千利休役で出演している。役どころについて聞かれると「自分なりには勉強したつもりでいるんですけど『豊臣兄弟!』の中で出てくる千利休は、風のような人、平和、自然、人を愛し、つかみどころのない人の感じがします」と評した。その上で「史実の部分と、今の人に見てもらう部分は個々、あってもいいと思う。今のような不安定な時代だから。秀長も秀吉も若い役者さんが演じていますから。(仲野)太賀君や池松(壮亮)さん…彼らの下の世代がその時代に興味を持ち、想像力を働かせるような、もっと見たいと思うような作品になればいい。自由に演じるのが千利休に近くなるんじゃないかと思い、カメラの前に立っています」と続けた。
劇中で、千利休が「わし、好きやないんで、茶」と口にするシーンについて聞かれると「好きじゃないんだなと最初、思いましたが、台本を何度も読み返し、太賀君の前に立つと、ウソだなと思った」と振り返った。「秀長は落ち込んでいる時だから、彼の心を解きほぐそうとしたんだと思いながら、演じていたと思います」とせりふの奥にある心情に思いをはせながら演じていたと説明。最後は、千利休立像に敬意を持って一礼し、降壇した。