<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
韓国でフォーク歌手として活躍するヒジン(51)が10月7日にCD「恋のバラ/風にふりむけば」で日本デビューしました。
2000年に男女デュオとしてデビュー。その後、ソロに転向して「大韓民国芸能芸術賞 女性フォークシンガー賞」を2度受賞している実力派の歌姫です。そんなヒジンが50歳を過ぎてからなぜ日本に進出するのだろう…。そんな思いを抱えながらデビューコンベンションを取材しました。
「恋のバラ」「風にふりむけば」の2曲をじっくりと聞いてみると、透明感のある声でささやくように歌唱します。日本でいうと、石川ひとみや倉木麻衣のようなイメージ。倉木のささやくような歌唱「ウィスパー」と同じように軟らかで少し骨太。日本語詞がすっと心に入ってくるのは、ヒジンの滑舌の良さに加えて、聞き心地の良い声質もプラスに働いていると思います。
日本の曲との出会いは、さだまさしの「案山子」でした。初めて聞いた時に「あぁ、いいなと思った」そうです。渋いですね~。今は毎朝、起きるとさだのアルバムを聞くのが日課です。朝ならば、勢いのあるアップテンポ曲で「今日もやるぞ!」とテンションを上げる曲がベターな気がしますが、じんわりと歌う“さだサウンド”が心にしっくりくるそうです。
韓国音楽というと、東方神起やBTSに代表されるK-POPやトロット(日本でいう演歌)というイメージを持っていたのですが、フォークの持つ親しみやすさも魅力的です。韓国最大の医学YouTubeチャンネルでヒーリング音楽を定期配信中で、母国でも“癒やしの歌姫”として知られています。
日本でハマっているのは「コンビニおにぎり、ドラえもん、小栗旬と西島秀俊のイケメンぶりと名演技」。歌声だけでなく素顔にも親近感を持てました。心も体もくたびれたオジサンにおすすめの癒やしです。【松本久】