南野百合(25)が17日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画初出演&主演作「呪区」(千葉誠治監督)公開記念舞台あいさつに登壇した。上映時間71分中、約6分にわたり全裸でのアクションを披露しているが「オーディションから露出があるのを知っていて2日間、悩む時間をいただいた、出るべきだと天からのお声をいただいたような感じで、マネジャーさんにオーディションに出させていただきたいと言った」と出演を決意した当時を振り返った。
水着のシーンやグラビア撮影も未経験だったが「参加させていただいて良かった」と笑みを浮かべた。
「呪区」は、米国に留学して映画製作を学び、15年「忍者狩り」が同映画祭のファンタスティック・セレクションで邦画として初めて上映されるなど、海外を意識した映画作りを続ける千葉誠治監督が脚本、編集、プロデューサーまで務めた。
南野が演じる紬紀は、過去にトラウマを抱える中、高校時代の陸上部メンバーとキャンプに行くが、確執があり険悪ムードが漂う。キャンプ場に到着した紬紀は、数百年前に磔刑場だった呪われた土地で、全裸で処刑された村人が夜中に悪霊となり訪れた人間を襲うこと、脱衣すれば悪霊から見えなくなることを発見し、迫り来る悪霊と戦う。撮影は、25年9月末に山梨県内の山中で行った。
映画の終盤で、南野が演じる紬紀は悪霊が迫る山中で下着を脱ぎ捨て、意を決したように1体の悪霊の体に突き刺さった、やりを抜いて首をはね、返す刀で別の悪霊の顔面に突き刺すと、最後は陸上選手ばりの、やり投げを決める。「服を着たら、即死。」と銘打った作品最大の見どころだ。
作品は、ホラー、SFなどのジャンル映画に特化した世界3大ファンタスティックの1つ、シッチェス・カタロニア映画祭(スペイン)のミッドナイト・エクストレム部門で世界初上映された。文字どおり“裸一貫”で世界デビューを果たした同映画祭を振り返り「海外の映画祭自体、初めて。こんなにも温度感の高いホラーファンがいたのかとビックリ。タイトルが出ただけで、すごい拍手の熱量で泣きそうだった。後半のアクション、やり投げのシーンで大盛り上がりしていただき、サイン、写真を求められたのは大きな経験」と笑顔で語った。
この日は、波美役の筒井結愛(22)清佳役の志武明日香(30)花奏役の米沢朋花(24)竜児役の水嶋海人(28)も登壇。