今年デビュー40周年のピアニスト熊本マリの電子書籍「幸せになるピンクの帽子」(Re.Spirr出版)が21日、Amazon Kindleストアで発売された。
今年5月にスタインウェイ&サンズ大阪で行われたデビュー40周年記念コンサートで、ホアキン・ニン=クルメル作曲「トナダス」全48曲を日本で初めて一挙演奏。その日の演奏と語りを一冊に再構成したもの。
熊本のコンサートは、情熱的で繊細なピアノの演奏に加え、同じくらい情熱的で豊かなトークも大きな魅力。そのコンサートを立体的に再現した。わずか35席、昼夜2公演の70人、限られた観客だけが体験したステージ。
マドリード、ニューヨーク、ロンドン、そして日本と、幼い頃から世界各地で人や音楽と出会ってきた今までの道のり。 そして、日本での初演となったスペインの作曲家ホアキン・ニン=クルメルが残した48の小品「トナダス」を披露。スペイン各地の民謡に着想を得た短い曲の一つひとつに、土地の風景、人々の暮らし、喜びや悲しみ、ユーモア、何げない日常の一瞬が凝縮されている。このテンポ感のあるコンサートを、そのまま味わえる。
熊本は「トナダス」の48曲、一曲一曲に独自の日本語タイトルをつけた。思わず笑ってしまったり、「あるなあ」とうなずいたり、感性あふれるタイトルも味わいながら音楽を楽しめる。
また掲載されたリンクを通じて、全48曲中16曲を熊本マリ本人の演奏で楽しめる。コンサートの語りを読み、音楽を聴く。電子書籍と音源を組み合わせることで、コンサートの特等席で過ごすような「読むプラチナシート」になっている。
明日22日には東京・サントリーホールブルーローズで「熊本マリの夜会 デビュー40周年記念 セレブレーション・コンサート」を開く。