テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)は23日夜の放送で、この日発表された松井秀喜氏の巨人監督就任をトップニュースで伝えた。
東大野球部出身の大越健介キャスターは、「巨人の四番、ヤンキースの四番としてその名を刻んだ松井秀喜さんが、巨人監督として帰ってくることになりました」と伝え、「今日の会見は『巨人軍は常に紳士たれ』という精神を身をもって体現した会見だったと思います。日本の野球界が、一気に華やぐような1日となりました」と、トーンは抑えめながら熱のこもった声で伝えた。
この日の放送では、松井氏を取材者の立場でも長年見てきた侍ジャパンの元監督で北海道日本ハムCBOを務める栗山英樹氏が、解説でゲスト出演。栗山氏を紹介した直後、「大越さん、おめでとうございます」と握手を求められた大越氏は笑顔で、「感慨無量ですよね」と応じた。
「よくぞ、このタイミングで」と、松井氏の監督就任の決断を評した栗山氏に、大越氏は「今日のニュースって、巨人ファンだけでもない、野球ファンだけでもない、日本中のみんながぱっと輝くような気持ちになったんじゃないかと、僕は想像するんですが」と、松井氏の巨人監督就任が日本社会に与える影響に言及。番組ではまた、松井氏と、師弟関係にあった長嶋茂雄氏のこれまでの物語もクローズアップ。大越氏は「スターという存在は必ず、自身にまつわるストーリーがあって、松井さんの場合は、もちろん長嶋さんとの絆がそうだと思う」と述べ、「監督として、長嶋さんのどんなところを受け継ぐんでしょう」と栗山氏に問うた。
これに、栗山氏は「身体の中に、長嶋さんがやられることが入っており、逆に言うとすごいちゃんとしているので、きちんと監督をやりそうな雰囲気があると思うんですが、僕は、自分の感性を信じて、人がびっくりするような、松井秀喜はこんな野球をやりたいんだ、というような野球を見てみたい」と応じた。
大越氏は、24日に日本シリーズが開幕することに触れながら、「日本の野球界の景色が変わって見えるんじゃないかと」と期待を表明。栗山氏が「日本の野球も、こんなところもよかったし、こんなすごいんだ、こんな選手もいるんだというのを、松井さんを通して多くの人に見てほしい」と応じると、大越氏は「お会いしたときから(栗山氏は)ニコニコされている。本当に、それくらいうれしいニュースでした」と述べ、30分近くにわたった松井氏の話題を締めた。