「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家ちばてつや(本名千葉徹弥)さんが22日、都内の病院で死去した。27日、小学館が発表した。87歳。東京都出身。
67年12月発売の漫画誌「週刊少年マガジン」で「あしたのジョー」の連載を開始。主人公のボクサー矢吹丈やライバル力石徹の熱狂的なファンを生み、社会現象を巻き起こした。
Xでは「あしたのジョー」の思い出のシーンをつづる投稿が相次いだ。「そろそろ別れの時が来るとは思ってたけど寂しいです。あしたのジョーは最後のジョーのシーンが印象的なんですが黒トーンが使い方が凄いんですよちばてつや先生。力石戦とかカーロス戦とか筆頭に光と影の作り方とか本当に芸術的で。そして『最後に燃え尽きたぜ...真っ白にな...』のこのシーンと」「ちばてつやさん死去とのこと。合掌。『あしたのジョー』は中学生の頃に全巻揃えた。いい作品だった。ジョーのコーチである丹下段平の名言『立て、立つんだジョー』が作中に何回登場したか気になり、単行本の中から数えたのは良い思い出」「【訃報】『あしたのジョー』漫画家のちばてつやさん死去 87歳 マンモス西のうどんのシーンは名シーンすぎる」「あしたのジョーのマンモス(うどん)とのりちゃんの結婚式での、のりちゃんの表情の一コマは漫画史に残る名シーンだと思っております RIP」などと書き込まれていた。
◆ちばてつや 本名・千葉徹弥。1939年(昭14)1月11日、東京生まれ。同年、朝鮮半島から満州に渡り、終戦後、大混乱の中、引き揚げた。56年、漫画家デビュー。代表作に「あしたのジョー」「のたり松太郎」。2012年、日本漫画家協会理事長。14年、文化功労者。現在、「ビッグコミック」に自身の半生を描く「ひねもすのたり日記」を連載している。