ウルトラヒーローたちが熊本地震の被災地にやってきた。円谷プロダクションが運営する「ウルトラマン基金」は、「令和8年熊本地震」により激甚災害指定地域に指定された地域の子どもたちを応援するため、被災地支援訪問活動を22日から24日にかけて実施した。
22日と23日には、ウルトラマンゼロとウルトラマンテオが手分けして氷川町、美里町、嘉島町、宇城市の幼稚園、保育園12カ所を訪問。24日には「ウルトラマンダイナ」主演のつるの剛士、「ウルトラマンコスモス」の杉浦太陽、「ウルトラマンX」の高橋健も出演するウルトラヒーローショーを宇城市と八代市で開催した。
つるのは、「子どもたちの元気な声を聞くことで僕らも元気をもらっています。悲しみや寂しさを抱えながら生活している子どもたちもたくさんいるかと思いますが、ウルトラマンが現地に行くことによって心を解放してくれているといいなと思います」と話した。高橋とともにこの活動で10年前の熊本地震の時も被災地を訪れたという杉浦は、「その時も本当に大変でしたから、とても苦しかったと思います。今回もヒーローショーを通して子どもたちのウルトラチャージでパワーを受け取ってきました。僕らがウルトラの光を届けに来ましたが、子どもたちからもピュアなパワーをたくさんいただきました。この子どもたちのピュアさがあれば、きっとまた乗り越えられると思います」と1日も早い復興を期待していた。
今回の訪問は7月の震災から約3カ月経た現在も復興に向けた歩みを続けるなか、各自治体、各園の協力を得て実現した。訪問した各園や施設には、ウルトラヒーローと子どもたちの絆の証である「ウルトラマン基金 ファミリー証」や、オリジナルDVD、ウルトラマンシリーズ関連グッズ(書籍、衣類など)が寄贈された。
ウルトラマン基金は、2011年3月11日に起きた東日本大震災の直後に円谷プロダクションが賛同グループ企業とともに設立した。熊本県には、「平成28年熊本地震」災害に見舞われた際にも、被災地の子どもたちへの支援活動として、16年5月から6月にかけ県内の幼稚園、保育園、仮設保育所、小学校、県庁、熊本市役所などをウルトラヒーローが訪問したり、熊本市内で杉浦太陽、高橋健介が出演するウルトラヒーローショーを実施した。25年11月には大雨災害で甚大な被害を受けた県内の幼稚園・保育園・こども園・医療施設など14カ所も訪問している。