赤井英和「あしたのジョー」への熱い思い「今の時代やからこそ…若い人も見て」ちばてつやさん追悼

赤井英和(2024年1月撮影)

「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家ちばてつや(本名・千葉徹弥=ちば・てつや)さんが22日午後6時、都内の病院で死去した。87歳だった。「あしたのジョー」にあこがれ、ボクシングを志した元プロボクサーで、俳優赤井英和(67)が27日、日刊スポーツの取材に応じた。

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いや、もう、ボクシングを始めるきっかけになった。あこがれの先生でした。

(週刊)少年マガジンが好きで、小学生のころ、よく読んでいましたが、そこで「あしたのジョー」という作品を初めて見ました。毎週楽しみで、矢吹丈が丹下段平にみいだされて、才能を発揮していく。

(赤井は大阪市西成区出身で)ボクも、ドヤ街に住んでましたから。ドヤ街の真ん中に住んでまして、(劇中では)そのドヤ街で会長がボクシングにジョーを引っ張っていく。

ただの“けんかしい(ケンカ屋)”がね、帽子かぶって、かばんかついでるジョーのイメージ、丹下さんと出会う場面。ふつうの“けんかしい”の少年がどんどん変わっていく。

僕も、子どものころ、夏になって窓を開けたら、毎日、機動隊がきていて…。そんな環境のドヤ街で育った僕からしたら、ボクシングという競技を通じて、「ドヤ街からもスターになれる」という夢を見せてくれました。

僕は中学時代に、近所の先輩と、「空手バカ一代」の影響で、柔道教室に通っていて、ボクシングは高校から始めましたが、「あしたのジョー」への共感が(ボクシングへ打ち込む上で)ほんま、強かったです。あの作品のおかげで、ボクシングへ打ち込めましたし、その後の僕にとっても、支えのひとつでした。

ほんまに、ドヤ街からもスターに-って、すごい明るい将来を感じさせてくれました。

ボクシングという世界でプロとしてやれたことも、ちば先生への感謝しかありません。ありがとうございました!

今の時代やからこそ、あらためて、今の若い人たちにも「あしたのジョー」をあらためて見てほしい。まだまだ、これからも、もっともっと、ちば先生の作品を多くの人に読んでもらいたいです。(談)