元TBSアナウンサーの吉川美代子(72)が1日、東京・六本木バードランドで「吉川美代子 Autumnジャズライブ2026」を開いた。ピアノ、ギター、ドラム、ベース、サックスのバンドを率いて「イッツ・クレージー」「晴れた日に永遠が見える」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など全18曲を熱唱した。4年連続のライブ開催に「一昨年、去年に歌った曲でもアレンジを変えたりしています。クラシックと違うんだから、途中で声をかけたり自由に楽しんでください」と笑顔を見せた。
途中、「私、ジャズを歌っていますけど、実は更なる音域の広がりを求めて、1年半前からオペラの練習をしています。たった1年半で、生意気かと思いますが、カルメンを降臨させて歌います」と、ビゼーのオペラ「カルメン」から「ハバネラ」を高らかに歌い上げた。会場からブラボー!の声がかかり、大きな拍手を浴びた。
ライブ後に取材に応じた吉川は「気張りすぎて、ちょっと声がひっくり返ったとこがあったんですけどね。ちょうど71歳になった誕生日にオペラを歌おうと思ったんです。発声が全然違うんですけど、意外と平気でした」と振り返った。
オペラを人前で歌ったのは初めてだった。「先生のレッスンの時と、あとは自宅で。大きな声を出すので、マンションの納戸の中で布団とかに囲まれてね。声が吸収されるから」。
今回で4年連続のライブ。「毎年のルーティンにしたいけど、準備が大変なので。あとやっぱりバンドのメンバーとかも結構忙しかったり、会場を取るのも大変で。来年があるかどうか分かりません」と話した。
次のチャレンジについて「今日は伝統芸能の新内節の師匠も、家元も来ていたので、新内節やっちゃおうかしら(笑い)。これだけやれているのは、多分、好きだからですよね。あと、田川陽介さんと一緒にBS日テレ『そのとき、歌は流れた』の司会をやっていて、昭和歌謡のレジェンドたちが、70代、80代の方もいらして、そこまで歌っている方って、すごく節制している。ちゃんとやっていれば、声が出る。もう40代の頃と全然変わらない70代、80代の人がいる。だからちゃんとやっていれば、声が出るんじゃんっていうのがあるんです」。
そして「あとアナウンサー仲間でも、60代になっておじいちゃん声、おばあちゃん声になる人って結構多いんですよね。歌手もそうですよね。自分でコメンテーターやったり、たまにナレーションみたいのやった時に、おじいさん声、おばさん声になっていたんで、これはいけないと思ってボイトレを始めたんです。だから、ジャズの先生に習わないで、本当の純粋にボイストレーナーのところに丸4年行きました。それで音域上げて、あと声量もやるためにオペラを習おうかなと。やっぱり究極の発声なので、オペラって。ジャズもレパートリーたくさんあるんですけれども、今日はそんなにスキャットやんなかったんですけど、スキャットを自由にやりたいですね。あと、やっぱりクラシックの名曲を。私の両親が、音楽の教師だったんですよ。だから、父と母は音楽学校でこういうことやっていたんだと思っています」と振り返った。