9月18日に多臓器不全のため91歳で亡くなった、ドラマ「北の国から」などの脚本家倉本聰(くらもと・そう、本名山谷馨=やまや・かおる)さんのお別れの会が3日、北海道・富良野市内で行われた。
倉本さん脚本のテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの刻~道」に出演した、俳優の風間俊介(43)が参列。演技指導に厳しいことで知られる倉本さんに対しても「怖いもの知らずだった」という過去を明かした。
倉本さんは“一字一句、台本のセリフを変えさせない”と称された。それでも風間は「『怖い』と聞いていたんですけど、お会いした時に、信じられないぐらい優しくしていただいて。すてきな言葉を掛けていただいて。だから僕の中で、そんなに怖いイメージがないんですよね」と振り返った。その上で「無鉄砲といいますか、先生の台本は『変えるな』と言われていたんですけど、状況次第では変えていたんですよね」と明かした。台本上は「これ」となっているところを、現場では遠くにあるために「あれ」に変更するなど「微妙なところを、今思うと怖いもの知らずだったのか、けっこう変えていました。でも、あまり怒られなかったなって」と、思い出し笑いを交えて話した。
「やすらぎの刻~道」ではストーリーテラーを務めており「『北の国から』もそうですけど、物語が、キャラクターの語りでスタートするというのに、すごく憧れがあったので、倉本先生に『それを任せてもらえるなんて光栄です』という話をしていただいた時に『お前の語りはいいから、そのままやってくれたらいい』と言ってもらえて、すごくうれしかったです」と話したことからも、倉本さんは風間のことを高く評価していた。「風間は、クレバーな部分もあるんだな。その感じいいから、そのまま生きていけよ。時にズルく、時に図々しく。謙虚な空気をまといながら、でもずぶとく生きていけよ。もうちょっとズルくてもいい」。将来に期待するように語りかけてくれたことが、今も風間の中で財産と自信となっている。