小林旭が11月3日に米寿(88歳) けじめの年として八十八カ所イベント、新曲発表、豪邸売却

 

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

俳優で歌手の小林旭が11月3日の文化の日に、米寿(べいじゅ=88歳)を迎えた。今年は銀幕デビュー70周年で、節目が重なった。

米寿とは長寿祝いの名称で、「米」の字を崩すと八十八になるのが由来。「八」は末広がりで縁起がいい年齢と言われる。

この他、還暦(60歳)古希(70歳)喜寿(77歳)傘寿(80歳)90歳(卒寿)99歳(白寿)100歳(百寿、紀寿)がある。

ちなみに99歳の白寿は、「百」の漢字から上の一を引くと99となることから「白寿」と呼ばれる。

100歳の名称には百寿と紀寿がある。紀寿は「1世紀」が由来だ。

小林は取材に「昔は祝日には、どの家も国旗を立てたものだ。俺の誕生日は文化の日なので、日本中がお祝いしてくれている気分だった」と話した。

そして「88歳は人生のけじめの年」と考えていることも明かした。

その思いから「小林旭の集大成」として、コンサート、映画上映会など「八十八カ所イベント」を行っている。

同イベントは、来年の89歳の誕生日まで実施される予定だ。

今年6月には東京・浅草公会堂で「小林旭コンサート 永久不滅のマイトガイ」を行った。

その会見では「89歳になって厄(やく=災難の意味)で死んじゃうかも」とジョークを飛ばしたが、けじめの年への思いは強い。

最近、YouTubeチャンネル「SBIシニアの住まいとお金ch」で、都内の300坪の豪邸を売却し、転居することを明かした。

理由は、20年に妻と死別し、独り身には大きすぎること、子供からも処分を促されたことなどという。

すでに引っ越しは始まっており、10月末から郵便物の住所も新居になった。

これも「米寿はけじめの年」を意識してのことなのだろう。

米寿になった翌日の4日には、両A面の70周年記念曲「おとこの慕情」(作詞・原文彦)「今さらながらのマイトガイ」(同・水木れいじ)を発表した。

作曲はいずれも大ヒット曲「昔の名前で出ています」の叶弦大である。

小林は「俺は歌うことが楽しい。聴いてくれる人が懐かしんで、涙を流してくれるのはありがたいと思う」と話した。

映画全盛期を支えた石原裕次郎、赤木圭一郎、鶴田浩二、勝新太郎、高倉健、菅原文太らは、みな鬼籍に入った。

小林は「どこまでやれるか分からないけど、終わりは自然に来るだろうから、それまではとにかく楽しんでいきたいね」と言う。

次の節目は卒寿(90歳)だが、小林旭はいつまでも永久不滅のマイトガイである。(敬称略)【笹森文彦】