俳優芥正彦さんが亡くなったことが4日、明らかになった。本人の公式Xが発表した。80歳だった。
公式Xは芥さんがハットにロングコート姿のモノクロ写真に「19460107-20261027」と刻印した。所属のアルファエージェンシーも声明を発表。10月27日に急性心筋梗塞で亡くなったと伝えた。
芥さんを一躍有名にしたのは、東大の学生時代に行った三島由紀夫さんとの激論だった。1969年5月13日、東京都目黒区駒場の東京大学教養学部900番教室で催された、三島由紀夫との公開討論会「討論三島由紀夫vs.東大全共闘-美と共同体と東大闘争」に全共闘側の1人として参加。強烈な存在感を発揮し「東大全共闘随一の論客」と呼ばれた。のちに東大を除籍後、俳優、劇作家、演出家など幅広く活躍した。
以下、発表全文。
10月27日芥正彦が急性心筋梗塞のため永眠いたしました。生前のご厚誼に感謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます。
近親者、弊社俳優とスタッフで葬儀を済ませましたことをご報告いたします。
芥は、1976年中島葵、万代博実と共にアルファエージェンシーを創設しました。
万代は東大にて劇団駒場を主宰する芥と出会い、以降、深い尊敬と愛情をもって生涯芥を支えました。
1978年3人でホモ・フィクタスACT&AOI劇団を結成、万代はその全公演の制作を務めています。
アルファエージェンシーは、この三人の存在、志と熱意がなければ生まれることはありませんでした。
事務所創設50年の節目に、大切な方を失うこととなり、強い寂しさを感じます。
遺された者たちで、改めて初心にかえり、志を継いで参りたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社アルファエージェンシー