玉川徹氏「憲法の話をよく政治家はしますけど、そこか?と」米中間選挙結果めぐり私見

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は5日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。3日(現地時間)の米中間選挙で、トランプ大統領の与党共和党が惨敗し、野党民主党が上下両院で4年ぶりの多数派奪還を果たした結果をめぐって、さまざまな持論を口にした。

玉川氏は、今回の上院選において長年共和党の牙城(がじょう)だったテキサス州で、共和党のケン・パクストン氏を破り勝利した民主党のジェームズ・タラリコ氏の発言に言及。「選挙戦を通じて訴えていた話が、『(主義主張の)左右の対立』ではなく『上下の対立』と言っていたんですが、昨日ぼくは、これはパワーワードだと思っていた」と、タラリコ氏が選挙戦を通じ「この国の本当の対立は『左対右』ではなく『上対下』だ」と繰り返していたことに言及。「当選後の演説でも同じことを言っており、ここがもしかしたらポイントだと民主党が気づいたら、次期大統領選でもそこが反映される可能性がある。民主党も今、すごい左派と穏健派の間で大統領候補をどうやって出すかという話になっているが、タラリコ氏は穏健派。その彼が『左右じゃない、上下だ』と言い出してテキサス州で当選した。みんなが豊かなときは、イデオロギーをどうするとかに関心が行きがちで、民主党はLGBTQなどを前面に押し出して戦ってきたが、違うと。経済だと。そういうふうなことになれば、アメリカの政治がまた、大きく変わっていくんじゃないかなと思う」と持論を口にした。

その上で「上下なんだ、というのは本質なんですよ」と力を込め、「左右の対立は、特に自分たちの経済には影響を当てない。むしろ、データセンターにしろ何にしろ、上の人(富裕層)が利益を独占していて、我々は貧しいのではないと庶民が気づいたら、庶民の数の方が圧倒的に数が多いので、その人たちの主張が通っていく。そこに気づくかどうか。そういう方向で民主党がまとまってタラリコさんのような人が大統領候補になっていったら、これは強いんじゃないかなという気がする」とも述べた。

その上で、「アメリカがそういうふうに動いていったら、日本もそういうことになってくるんじゃないかなと思う」とした上で、「よく、憲法の話を(日本の)政治家はしますけど、そこか?と」と指摘。「世論調査をしても、景気とかそっちの方がより(国民の)関心は本当は高いのに、あれ、そっちの話は(政治家は)あまりしないよねというところに、日本人が気づいていくんじゃないかと。そんな気さえしますね」とも口にした。