玉川徹氏「日本はルールを守る国という主張すばらしい」田嶋幸三氏FIFA会長選出馬表明を評価

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は6日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長(68)が、来春の国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙への出馬を電撃表明したことをめぐり「日本はルールを守ってやっていく国なんだということを、政治の世界ではちゃんと言えていないかもしれない中で、サッカーでは『日本は違うんだ』ということを主張されたのは、素晴らしいと思う」と評した。

田嶋氏は5日、都内で行われたJFA理事会後の記者会見で、立候補の意思を表明。今年行われたW杯北中米大会では、米国代表FWバログンがレッドカードを受けて退場しながら出場停止にならず次の試合に出場したり、開催国の米国と戦闘状態にあるイランの選手に対する不当な扱いなどの「政治介入」が指摘され、FIFAの公平性などが疑問視されていた。背景にはトランプ氏とインファンティノ現会長の「蜜月」関係も指摘されてきた。田嶋氏は会見で「誠実で健全で高潔であることを世界に発信していかないといけない。我々が守ってきたことを私は世界にアピールするために、FIFAの会長に立候補することを決めた」などと訴えた。

この日の放送では、田嶋氏の会見の模様や背景などについて伝えた。玉川氏は「力こそ正義というふうなことが、今はまかり通っている。国際ルールを無視して戦争をやるとか、そういうことがあちこちにある。そういうふうな世の中で、スポーツだけはそうじゃないという世界であってほしいという思いがある。力でルールをねじ曲げることは、絶対スポーツの世界ではあってはいけない」と述べた。

「スポーツには詳しくない」としつつ、「スポーツが素晴らしいのは、決められたルールの範囲内で全力を尽くし、競う。だからスポーツではルールは絶対なんです。しかし、そのルールをたとえばトランプ大統領のような力を持っている人が関係すると、なぜかねじ曲がってしまうことが見えてしまった」と、今年のW杯での出来事に言及。「(インファンティノ氏が)子会社をつくって、W杯の運営などを子会社がすると。それに関しては、お金を持っている人に株を売って、みたいな話もあって、これはなくなったみたいですけれど、お金の力でまたいろんなものが変わってしまうことも(一時)インファンティノ会長のもとで進められようとした」とした上で、「日本は違うんだと、ルールを守ってやっていく国なんだということを、政治の世界ではちゃんと言えていないかもしれない中で、サッカーでは『日本は違うんだ』ということを主張されたのは、すばらしいと思う」と、田嶋氏の会見内容を評価した。

「政治の世界ですから会長になれるかどうかは分からない。仮になれなかったとしても、日本がその姿勢を示したことは、僕は素晴らしいと思っています」とあらためて言及した。