NHKは6日、来年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」に、新たに佐野史郎(71)が出演すると発表した。同時に渡辺いっけい(64)、吹越満(61)、山時聡真(さんとき・そうま、21)、武井壮(53)、古田新太(60)の出演も発表。佐野は、林復斎(はやし・ふくさい)役を務める。NHKが発表した役紹介と本人のコメントは以下の通り。
◆役紹介
儒学者、林述斎(じゅっさい)の四男として誕生。幕府直轄の最高学府「昌平坂学問所」の大学頭(だいがくのかみ、頭取)を代々担う林家当主となる。250余年もの日本外交の記録をまとめた「通航一覧」全350巻の編纂(へんさん)に携わり、まさしく外交の生き字引に。ペリーが来航すると、いわば特命全権大使である応接掛(おうせつがかり)に任じられる。翌年の再来航時には横浜村での交渉を一任され、漢文を介して、開国を迫るペリーと類いまれなる交渉術をもって対峙(たいじ)。「鎖国を解いて国は開くが、通商は断固拒否」という離れ業をやってのけ、日米和親条約を締結した。
◆コメント
混沌(こんとん)とした内外の政治状況の中で、今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感するのは、現在の国家の形態の礎が、幕末から明治新政府が為される時期にあったからだ。そこで実際に何が行われていたかを検証し直すことで、今ある姿を、これからを見誤ることなく選ぶことができるかもしれないと思うのだ。「西郷どん」で井伊直弼役を仰せつかり、今また、開国、交易を迫るペリーと渡り合い外交の最前線に立つ林復斎を務める。血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目をそらしてはならないだろう。