中咽頭(いんとう)がんの治療のため休養している漫才コンビ「シャンプーハット」恋さん(50)が、8日までに自身のYouTubeチャンネル「こいちゃんパラダイス」を更新し、抗がん剤の副作用と闘う現状を報告した。
動画は11月3日に収録した。恋さんは8月半ばに首のしこりをSNS上で報告し、その後、検査をへて10月19日から治療に専念して活動休止。1度目の抗がん剤治療を終えて、10月29日にXで一時退院を報告していた。
恋さんは、収録日を伝えた後、「退院してきた日よりも体調が良くなるかなと思っていたんですが、え、ちょっとね、逆にもう1回ぶり返したなっていうね、雰囲気でございます。まあ、抗がん剤のね、副作用というのがはい」と切り出した。
副作用には数日後、数週間後に出るものがあり、「それが出てきたかなという感じで」「2、3日前はね、結構しんどくてもうずっと家で横になっているようなね、状態であったりしました」。痛み止め、吐き気止めなどの薬を服用し、症状に耐えていたという。
それでも倦怠感や、放射線治療もあって、口の乾きにも悩まされ「どっちの副作用なのかね、ちょっと分かりにくい」とも吐露。さらに、放射線の影響としてはひどい口内炎に苦しんでいるとも明かした。
「もう明らかにね、(照射している)片側だけなので、こちらはもう完全に放射線の影響だなと」
その口内炎については「痛いですね。ご飯食べる前に、もう、ちょっとその痛み止めを飲まないと、かなり口が痛くて。後、口を大きく開けれないですね。開けるとあのさけそうな、痛みを感じますので、これもなかなか、はい。え、苦戦しております」。
加えて味覚障害も出てきたといい、「いよいよ来ましたね。味覚がねはい。だいぶ失われてきました。完全ではないですね。ま、人によるんでしょうけど、私の場合は徐々に食べ物によっては鶏肉などの味がね、あんまりもしないという感じでございます」と状況を伝えた。
匂いにも敏感になったといい、「味のうちの半分以上が消えて、残されたものの匂いや味を強く感じるんですかね。なんか嫌な味を感じたり。ずっと使ってたシャンプーの匂いがね、あれなんか嫌な匂いすんな? っていう感じに変わったりだとか」。
これらの症状については「思ってたのと違う服作用が出ている感じ」とも語った。
また、「味覚を失うというところで、だいぶ食事制限をして頑張ってたんですけど、皆様からも、結構言われて。『食べれるもん、食べたいもん、何でも食べとった方がいいで』っていう」と、助言を得て、我慢をやめたとも明かした。
治療が終わるまで我慢しようと思っていたスイーツを食してみたそうで、「もう味覚が半分以下ぐらいやのにうまいですね」。これまで「これ、うまそうやわと思って憧れの目線で見てた」物も、「もう味がね、もし治療が終わっても、味覚がどこまで戻るか分からないんでね、本当に今食べないと一生後悔するかなと思って、それも食べたんですけど、いや、うまかったですね」と振り返った。
その「うまさ」は「これ味覚100%の人食ったらこれうますぎて倒れるんちゃうかっていうぐらいうまかった」という。
味覚があることへの思いも治療をへて、大きく変化。「その味覚もあとどれぐらい持つのか分かりませんので、飲み物とか食べ物をね、やっぱ病気する前よりもすごくね、味わって一口ずつ大切に頂いております。ま、やっぱり食べたい時に食べたいものを食べておかないとですね」と率直に今の思いを口にした。
「ちょっと時間をずらしたら、もう食べる気をなくしてしまったりする」こともあり、「行ける時に行っておこうって」と考えを固めたとも。
その上で「世間でいう3大欲求みたいなところの全てがもう薄れてしまっている感じ」と、言いつつも、活動休止前に出演していたテレビはすべて録画して見ているという。
「自分が出ていたテレビをね、全部録画して、楽しく見てます。楽しいです。本当にそれはありがたい」。カンテレ「競馬ビート」などの番組をあげ、芸人やスタッフら周囲の仲間からの声も届いており、「皆さんに会いたいという気持ち」を源に、病と闘う思いも素直に明かしていた。