伊藤沙莉の率直な思い「虎に翼」朝ドラ初主演続投の映画化は「不思議な気持ち…現実味なかった」

劇場版「虎に翼」完成披露舞台あいさつを行う伊藤沙莉(撮影・中島郁夫)

伊藤沙莉(32)が8日、東京建物ぴあシアターで行われた主演の劇場版「虎に翼」(梛川善郎監督、27年1月15日公開)完成披露舞台あいさつに登壇。50年を超える朝ドラの歴史で、主演キャストが続投した形での映画化は史上初で、これについて「すごく不思議な気持ち。そんなことって、できるのかな…と現実味がなかった」と率直な思いを口にした。

「虎に翼」は、24年前期に放送されたNHK連続テレビ小説110作目。日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語で、伊藤がヒロインの猪爪寅子を演じ、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描いた。

映画では、79年に裁判所長退官セレモニーが行われた寅子が、「これからは隠居生活を楽しむ」と宣言した矢先に「男女平等問題専門家会議」の座長を務めてほしいと依頼を受け、寅子は断り切れずに承諾し母校・明律大学からの頼みで、法制史ゼミの講師を担当する。

伊藤は「お茶の間な感じのスタイルで、朝ドラは撮っていた感じなので、そのことを、いかに大切にしていたか…手を止めないライトさもありつつ、物語の深さもありつつ」と、ドラマの撮影時に念頭に置いていたことを口にした。その上で「スクリーン…想像がつかなかった。大きいところで見るのは、分からないって言いました」。朝ドラの映画化は、あったと聞いていたと言い、「役が続投、というのは初めてと聞いたので。(視聴者、ファンに)愛していただけたことを感じたので、シンプルにとてもうれしかった」と笑みを浮かべた。そして、作品について、改めて聞かれると「財産です」と答えた。

この日は、朝ドラから続投した寅子の夫・星航一役の岡田将生(37)母はる役の石田ゆり子(57)親友で義姉花江役の森田望智(30)をはじめ土居志央梨(34)桜井ユキ(39)平岩紙(47)ハ・ヨンス(33)羽瀬川なぎ(28)も顔をそろえた。また、映画から出演した南晴香役の南沙良(24)岩倉千鶴役の野呂佳代(43)瀬川良美役の内田有紀(50)も登壇した。