嵐が東日本大震災の被災地に約3億円を寄付したことが3日、分かった。寄付先は、被害が甚大だった岩手、宮城、福島の3県で。観光庁が調整役を務め、各県に1億円ずつ送られた。約3億円の内訳は、書籍とグッズの収益が2億5200万円と嵐の印税全額4950万円という。

 3日にCDデビュー13年目に突入した嵐は、震災発生直後から継続して復興支援に取り組んでいる。4月にはジャニーズ事務所の復興支援プロジェクト「Marching

 J」の一環として行われた募金活動に参加。メンバーは個人的にも義援金を被災地に送っている。

 大震災発生から約8カ月。震災直後に比べると、タレントの復興支援のための寄付が少なくなってきた中での、国民的アイドルグループの寄付は意義深い。5人の「復興支援を続ける」という強い決意を体現したこの行動は、今後に大きな影響力を持ちそうだ。