米タレントのジョアン・リバースさん(享年81)が、今年9月に亡くなり、その死因が明らかになった。

 ジョアンさんは今年8月にニューヨークのクリニックで声帯のためにのどの手術を受けていたが、呼吸が停止し、救急車で病院に運ばれた。その後昏睡(こんすい)状態となったが、帰らぬ人となってしまった。

 そして、ジョアンさんの死因について、ニューヨーク・ステイト・エージェンシーが麻酔薬プロポフォールの過剰投与が原因だと明かしている。通常プロポフォールは体重で投与の量が決まるが、ジョアンさんが手術を受けた病院では彼女の体重が計測されなかったという。ジョアンさんはスタッフのミスで2倍の量が投与されてしまったそうだ。

 また、ジョアンさんのパーソナルドクターであるグウェン・コロヴィン医師が手術室に許可無しで入り、彼女が喉頭(こうとう)鏡検査を行ったという。ジョアンさんは上部内視鏡検査のみに同意していたそうだ。さらに、コロヴィン医師はジョアンさんがほしがると思って手術室での彼女の写真を撮っていたという。そして、その後容体が急変したのだが、医師たちは気づかなかったそうだ。

 プロポフォールは、歌手のマイケル・ジャクソンさん(享年50)が過剰投与されて亡くなったことで多くの人に知られている。【ハリウッドニュース編集部】