デヴィ夫人(69)が都内の自宅に右翼活動家の街宣を受けた際、街宣車に植木鉢を投げ付け、トラブルになっていたことが20日、分かった。警視庁渋谷署などが詳しい状況を調べている。

 警視庁によると19日午前9時半ごろ、右翼活動家の男性が、北朝鮮が5日に発射したミサイルに関するデヴィ夫人の発言に抗議するため、自宅前で街宣活動した。この際、夫人が2階から植木鉢を投げ、男性ともみ合った。近所で麻生太郎首相の私邸などの警備に当たっていた警官が駆けつける騒ぎになった。一部で投げた植木鉢で街宣車が破損したと報じられた。

 デヴィ夫人は20日午後、自宅前で会見。「投げた植木鉢は2つ。大音響で恐怖のあまり投げたもので、街宣車には当たっていない」としている。「その右翼の男性と話をしようと表へ出たところ、私の方が警官にねじ伏せられた」と警察の対応に不満を示した。

 右翼活動家の男性はデヴィ夫人が、北朝鮮のミサイルについて「(ミサイルでなく)人工衛星なのに、日本は騒ぎすぎ」などと発言したことや、デヴィ夫人が訪朝していることに抗議を行っていたという。

 [2009年4月21日8時6分

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