★さて2026年はどんな年になるのだろうか。内政の焦点は何といっても自民・維新の連立政権の行方だろう。決して蜜月とは言えない両党。ことに維新のずさんな党運営や人に厳しく自分に甘い政治改革の粗っぽさや党所属議員の不祥事の連発に、自民党がいつまで持ちこたえるかだ。昨年末から、政界では内閣支持率の高止まりを理由に今年の前半までに首相・高市早苗は解散に踏み切るとの観測が強いが、両党は総選挙を行うための実績作りという現実を経なければ選挙にたどり着けまい。
★そもそも高市は前首相・石破茂の任期である27年10月まで。つまりあと2年間は選挙せず、自民党復権の成果を引っ提げての解散総選挙に持ち込みたい。よほどの成果を挙げない限り解散に踏み切れないとの見方もある。さてその成果だが歴代首相行脚でも口をついて出た「なかなか進まない」皇室典範の改正、そもそも今の体制のどこがダメなのかわからぬまま7月には創設される国家情報局の内容。維新がこだわったものの、国会は会期末で俎上(そじょう)に載らなかった衆院の議員定数削減と副首都の設置。自民党も国民も興味のないテーマをどうまとめ上げようというのか。1つの試金石は27年春の統一地方選挙がクローズアップされる。維新代表で大阪府知事・吉村洋文の選挙の年でもある。むろん地方選とのダブルを含め政治日程がぎりぎりまで練られていくことだろう。
★最も気になるのが高市外交なるものが確立するか否かだ。中間選挙を11月に控える米ドナルド・トランプ大統領との関係、対中関係、ウクライナ情勢はいまだ不確定要素が多いが、上半期までに6月14日からのフランス・エビアンG7サミット、7月7日からのトルコ・アンカラでのNATO首脳会議、インドでのBRICS首脳会議と複雑な外交交渉が続く。ことにエビアンサミットには中国主席・習近平のゲストがささやかれる。内外とも綱渡りが続きそうだ。(K)※敬称略
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政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

