「無断キャンセル連発男」栃木の宿で被害250万円

栃木県の那須塩原市や日光市など温泉地の宿泊施設で1月、同じ名義人の宿泊予約の無断キャンセルが相次ぎ、少なくとも7施設で計約250万円の被害が出たことが分かった。

いずれも同一男性とみられる人物が、高級な部屋で食事付きのプランなどを電話予約した。施設側は警察に相談中。被害施設の一つ、那須塩原市の旅館「湯守田中屋」が20日、取材に明らかにした。

湯守田中屋は昨年8月に電話で、今年の1月2日に10人の宿泊予約を受け、無断キャンセルされた。部屋は最高級で露天風呂と食事が付き、被害額約36万円。昨年12月に予約確認の電話をした際も通じず、後日送付した請求書は相手に届かず戻ってきた。

同業の組合などに相談すると、他に昨年9~11月、那須塩原市と日光市、那須町の計6宿泊施設に電話予約があり、いずれも無断キャンセルされていたことが判明。現在、宿泊施設間で連絡を取り合っており、今後は民事訴訟も検討する方針だ。

湯守田中屋の田中佑治専務は「キャンセル自体は仕方ないが、音信不通になるのは前代未聞で理解できない」と話した。(共同)