米首都ワシントンのホワイトハウス近くで23日、男が検問所に近づき、大統領警護隊(シークレットサービス)に向けて発砲した。男は警護隊員に撃たれ、病院に運ばれた後、死亡した。近くにいた市民1人も撃たれ、重体という。米メディアが伝えた。
FOXニュースによると男は21歳で、東部メリーランド州在住。精神的な問題を抱え、これまでも警護隊員を脅すなどして拘束されたことがある。捜査当局が動機を調べている。
現場はホワイトハウスの西側で、数十発の銃声が響き、一時騒然となった。当時、トランプ大統領はホワイトハウスにいた。ホワイトハウスでも複数の銃声が聞こえ、敷地内にいた記者たちは一時避難するよう指示された。
現場周辺は警察車両が集まり、物々しい雰囲気となった。中西部オハイオ州から観光で訪れ、近くのホテルに滞在中の女性会社員(52)は「なぜこのような事件が起きたのか分からない。政治的な意見の違いが背景にあるのだろうか」と驚いた様子だった。
ワシントンでは4月25日、トランプ氏が出席したホワイトハウス記者会主催の夕食会に散弾銃などを持った男が侵入しようとした暗殺未遂事件が起きており、大統領警護隊は警戒を強めている。(共同)

