あおり男「力を込めて殴った。やり過ぎた」暴行供述

抵抗しながら捜査員に車で連行される宮崎文夫容疑者(2019年8月18日撮影・佐藤勝亮)

茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、傷害容疑で逮捕された大阪市の会社役員宮崎文夫容疑者(43)が「力を込めて殴った。やり過ぎたと反省している」と供述していることが21日、捜査関係者への取材でわかった。

宮崎容疑者は常磐道の傷害事件の前に、数キロにわたり急な車線変更や減速を繰り返した疑いがあり、県警はあおり行為についても、暴行容疑での立件を視野に調べている。

捜査関係者によると、犯人隠避容疑などで逮捕された交際相手の喜本奈津子容疑者(51)は「ネットのニュースを見て指名手配を知った。外に出ると捕まるので、コンビニで食べ物を買ってきた」と供述。県警は同日、傷害容疑で喜本容疑者が借りていた東京都品川区のアパートを家宅捜索した。

宮崎容疑者は10日午前6時15分ごろ、被害者男性(24)の車を停止させ「殺すぞ」などと怒鳴りながら顔面を複数回殴打したとして傷害の疑いで、喜本容疑者は指名手配後も宮崎容疑者を自宅にかくまったとして犯人隠避容疑で、いずれも18日に逮捕されていた。(共同)