ガラケー女、現場撮影は「車のナンバー記録する為」

茨城県守谷市の常磐自動車道で、10日に起こったあおり殴打事件で、傷害容疑で逮捕された会社役員宮崎文夫容疑者(43)の車に同乗していた交際相手の喜本奈津子容疑者(51)が、携帯電話で現場の様子を撮影した理由を「相手の車のナンバーを記録するためだった」と供述していることが23日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、喜本容疑者は「殴りだして驚いたが、止められなかった。割って入ればよかった」と話しており、茨城県警は殴打行為への関わりについても慎重に調べる。

県警は23日、大阪市東住吉区の同じマンションにある、宮崎容疑者と喜本容疑者の自宅を家宅捜索した。

宮崎容疑者が事件後に都内で借りたレンタカーを東京駅付近で返却し、同駅から新幹線で新大阪駅に向かったとの趣旨の供述をしていることも判明した。捜査関係者によると、宮崎容疑者は事件後も喜本容疑者と行動。大阪に行く前にレンタカーで静岡へ向かい、事件前から代車として乗っていた白のSUVを知人に依頼して横浜市の外車ディーラーに返却した。大阪では喜本容疑者宅にかくまわれ、喜本容疑者は犯人隠避などの疑いで逮捕された。(共同)