京急事故、運転手は衝突で車外60m超引きずられる

京急車両と衝突し焼け焦げたトラック(2019年9月5日撮影)

快特電車がトラックの荷台部分に衝突した際、弾みでトラックが激しく回転し、死亡した本橋さんは車の外に投げ出されていた。トラックは衝突後も前進を続けた電車に60メートル以上にわたって引きずられていた。トラックは大破。電車の進行方向の左側にある壁と、電車の間に挟まる形で停止した。

県警は本橋運転手の運転操作ミスが事故原因の可能性があるとみて、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで捜査している。事故では乗客35人が軽傷を負った。

本橋運転手は事故当日、横浜市神奈川区の物流会社から千葉県成田市に果物を配送する予定で、同じルートの仕事は4回目だった。勤務先の運送会社(千葉県香取市)によると、普段は茨城方面への仕事が多く、現場付近の道に不慣れだった可能性がある。同社関係者は「1回目は同乗のベテラン運転手が道を教え、本人は大丈夫と言っていた」と話した。

捜査関係者によると、トラックは5日午前11時半ごろに物流会社を出発し、国道15号を横浜駅方面へ向かい、交差点を右折。進んだ先には、JRの線路下をくぐる「アンダーパス」(高さ制限2・8メートル)があり、トラックの高さは約3・8メートルで通れないため、さらに右折して京急線沿いの狭い道に入ってしまい、現場の踏切方向に向かったとみられる。

京浜急行電鉄は7日午後、事故車両の撤去や安全確認を終え、2日ぶりに全線運行を再開した。(共同)