警視庁がキャリーバッグ押収、北島容疑者のものか

北島瑞樹容疑者が通っていた大東文化大板橋キャンパス(撮影・村上幸将)

東京・池袋のホテルで女性の遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで逮捕された北島瑞樹容疑者(22)が「事件当日に女性と初めて会った」と供述していることが19日、警視庁池袋署への取材で分かった。現場の部屋を出入りしていた男が持っていたキャリーバッグとみられるものを警視庁が押収したことも判明した。

北島容疑者は、遺体で見つかった東京都江東区の荒木ひろみさん(36)と8月から会員制交流サイト(SNS)で連絡を取り始めたと説明。携帯電話の解析ではメッセージが一部削除されていた。容疑者宅からは荒木さんの携帯電話も押収されており、やりとりを隠そうとした可能性がある。

北島容疑者が在籍した大東文化大は、文学部の学生だと認め、事件4日後の16日に夏休み明け最初の授業に出席していたと明らかにした。同容疑者は昨年4月に大学公認の「劇団虚構」に入部したが、今年3月に退部したという。