海上自衛隊の護衛艦「いかづち」が17日、台湾海峡を航行したことが分かった。昨年10月の高市政権発足後、海自艦の台湾海峡航行が明らかになるのは初めて。複数の日中関係筋が明らかにした。中国外務省の郭嘉昆副報道局長は記者会見で「意図的な挑発」だと断固反対を表明し、日本側に強く抗議したと述べた。日中関係は首相の台湾有事を巡る国会答弁をきっかけに悪化しており、緊張が高まる懸念がある。
郭氏は会見で海自鑑の航行について「中国軍が法と規定に基づいて対応した」と説明。台湾有事が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」になり得るとした昨年11月の首相答弁に触れ「艦艇派遣は過ちの上に過ちを重ねるものだ」と主張した。
台湾問題は「中国の主権と領土の一体性にかかわる」とし「レッドライン(越えてはならない一線)だ」とも述べた。(共同)