北朝鮮クラスター弾試射か、弾道ミサイルに搭載 上旬にも試射、攻撃範囲は2倍近くか

北朝鮮メディアは20日、同国のミサイル総局が改良された戦術弾道ミサイル5発を19日に試射し、搭載したクラスター弾とみられる兵器の威力を確認したと報じた。

視察した金正恩朝鮮労働党総書記は「軍事行動の実践において大きな意義がある」と述べた。視察には金氏の娘も同行した。

朝鮮中央通信は、クラスター弾により12・5~13ヘクタールを「高い密度で打ち、戦闘的威力を余すところなく誇示した」としている。136キロ先の島一帯を標的とした。北朝鮮メディアが公開した写真によると、ミサイルは海岸付近などから発射された。

試射したのは、米軍呼称の短距離弾道ミサイル「KN23」の系列。北朝鮮メディアは「火星11」系列としている。

金氏は「さまざまな用途のクラスター弾の弾頭が開発・導入され、わが軍の作戦上の需要をより効率的に満たすこととなった」と述べた。

韓国軍は19日、北朝鮮東部の咸鏡南道新浦から弾道ミサイルが発射され、約140キロ飛行したと明らかにしていた。北朝鮮は4月上旬にも、弾道ミサイルに搭載したクラスター弾とみられる兵器の試験をしている。今回は攻撃範囲が2倍近くに広がった。(共同)