藤井聡太6冠、羽生善治九段超えの6年連続MVP「将棋の難しさが分かってきました」

第53回将棋大賞表彰式に出席した伊藤匠2冠、日本将棋連盟・清水市代会長、藤井聡太6冠(前列左から)、齊籐優希四段、藤本渚七段、小山怜央四段、吉池隆真四段(後列左から)

第53回将棋大賞表彰式・昇段者免状授与式が20日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。

2025年度最も活躍した棋士に贈られる最優秀棋士賞は、藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が6年連続6回目の受賞となった。将棋界で5年連続のMVPは、羽生善治九段が93年度の第20回から97年度第24回、99年度第26回から03年度第30回、08年度第35回から12年度第39回と過去3回ある。これを初めて超えた。

通算6回の受賞は、羽生の22回に続く記録。中原誠16世名人、谷川浩司17世名人の5回を超えて単独2位となる。

将棋大賞受賞者のあいさつで藤井は、「棋士になって10年。将棋の難しさを身をもって感じています。最近は時間を使って考えても分からないことも多く、将棋の難しさが分かってきました。今後もしっかり向き合っていきたい」と語っていた。

25、26日(青森市「ホテル青森」)には挑戦者の糸谷哲郎九段に先勝した、名人戦7番勝負第2局が控えている。

今回の将棋大賞と記録部門各賞は以下の通り。

◆最優秀棋士賞 藤井聡太6冠(6年連続6回目)

◆優秀棋士賞 伊藤匠2冠(3年連続3回目)

◆敢闘賞 永瀬拓矢九段(2年連続3回目)

◆新人賞 吉池隆真四段

◆最多対局賞 永瀬拓矢九段=71局

◆最多勝利賞 伊藤匠2冠・永瀬拓矢九段=46勝

◆勝率1位賞 藤本渚七段=7割6分9厘(40勝12敗)

◆連勝賞 小山怜央四段、齊籐優希四段=13連勝

◆最優秀女流棋士賞 福間香奈女流5冠(11年連続16回目)

◆優秀女流棋士賞 西山朋佳女流3冠(5年連続5回目)

◆女流最多対局賞 伊藤沙恵女流四段=54局