<第84期名人戦7番勝負第2局>◇25日◇1日目◇ホテル青森
4連覇を目指す藤井聡太名人(23)が初登場の糸谷哲郎九段(37)に先勝した、将棋の第84期名人戦7番勝負第2局(青森市「ホテル青森」)は25日夕方、先手の藤井が37手目を封じて初日を終えた。同日午前9時からの2日制で始まった対局は、相掛かりで序盤早々に前例を離れる力戦となった。1手1手が難解な手探り状態で、お互いに時間を使うスローペースとなった。
午後6時12分、封じ手時刻(午後6時30分)の18分前になって糸谷が5筋に配していた飛車を4段目に浮いた。あぐらをかいていた藤井が、指し手を見て正座となる。封じ手約10分前、「(現局面を)書いてください」と記録係に封じ手の意思を示す。30分以上の考慮の末に「封じます」と伝えた。
今回の名人戦は、「みなとまち・あおもり誕生400年」の記念事業。昨年青森港は開港400年、今年は「青森まちづくり400年」を迎えた。47年ぶりに青森で開催された名人戦は濃厚な指し手の応酬で、双方の構想力が試されている。2日目は自陣を整備してから仕掛けるのか、すぐに戦いを起こすのか。その答えは26日の封じ手開封、午前9時からの対局再開で明らかになる。