6日午前7時40分ごろ、福島県郡山市熱海町高玉の磐越自動車道上り線で、マイクロバスがガードレールに衝突するなど複数台が絡む事故があった。県警高速隊などによると、バスには新潟市の北越高の生徒ら21人が部活動の遠征のため乗車しており、高校生稲垣尋斗さん(17=新潟市)が死亡、計26人がけがを負い、病院に搬送された。
県警はけがをしたバスの男性運転手(68=新潟県胎内市)の回復を待ち、詳しい経緯を聞く。北越高によると、男子ソフトテニス部の部員20人と運転手1人が乗り、6日午前5時半ごろ新潟市を出発。福島県富岡町での練習試合に向かっていた。灰野正宏校長は取材に「痛恨の極み。重く受け止めている」と話した。
県警によると、稲垣さんは衝撃で対向車線まで投げ出されたという。死因は失血死だった。けが人のうち2人は骨折などの重傷だが、いずれも命に別条はない。衝撃で折れ曲がったガードレールに、追い越し車線を走行していた6人が乗るワンボックスカーが追突した。
現場は磐梯熱海インターチェンジの近くで、緩やかな右カーブ。ガードレールが大きくひしゃげ、ドアなどの車の部品が散乱していた。午後3時過ぎ、バスは高速隊郡山分駐隊前の敷地に移され、警察官が車両の確認に当たった。バス前方部は大破し、前輪がなかった。ガードレールとみられるものが後ろのガラスを突き破り、衝撃の大きさを物語っていた。
北越高はソフトテニスの全国大会常連校。
東日本高速道路によると、午前7時50分から磐越道磐梯熱海-猪苗代磐梯高原の上下線を通行止めにし、午後2時40分に下り線を解除した。(共同)