藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が復位を目指して伊藤匠王座(叡王=23)への挑戦権を争う、将棋の第74期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦の斎藤明日斗六段(27)戦が12日午前10時から東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われる。
午前9時40分、紺の上下に黒のリュック姿の藤井が対局室に入った。中からハンカチ、汗ふきシート、扇子、デジタル時計を所定の場所に置く。保冷バックも取り出すとチャックを開けて、ペットボトルのお茶を取り出して紙コップに注いだ。タイトル戦や公式戦での地方転戦が多いため、今年の千駄ケ谷での対局は初めてとなる。
藤井から遅れること約4分、斎藤が入室。午前9時47分にお互いに一礼すると、上座の藤井が駒箱を開けて駒を並べ始めた。
先手後手を決める振り駒は、歩が3枚出て藤井が先手、斎藤が後手と決まった。