元広島の羽月隆太郎被告、初公判 指定薬物使用の罪、認める「周囲にも吸っている選手がいた」

羽月隆太郎被告(2025年4月撮影)

「ゾンビたばこ」などと呼ばれる指定薬物のエトミデートを使用したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われたプロ野球広島東洋カープの元選手羽月隆太郎被告(26)は15日、広島地裁で開かれた初公判で起訴内容を認めた。即日結審し、地裁は拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)の判決を言い渡した。

被告人質問で羽月被告は、エトミデートの違法性や選手生命への影響について認識していたとした上で「周囲にも吸っているカープの選手がいた。甘い考えがこういうことになってしまって、自分自身で正しい判断をするべきだったと反省している」と述べた。

井上寛基裁判官は判決理由で「よく眠れるからという理由で安易に使用し、違法性を知ってからも1日に複数回使用するなど、指定薬物に対する親和性が見られる」と指摘。一方、反省の態度が見られるとして執行猶予を付けた。

検察側は公判で、被告は不眠で悩んでおり、昨年春ごろに「シーシャ」として知人から紹介され使い始め、これまでに100万円分近く買っていたと指摘した。

判決などによると、2025年12月16日ごろ、医療以外の用途で若干量を自宅で使った。被告は今年1月に広島県警に逮捕、その後起訴され、球団に契約を解除された。エトミデートは過剰摂取で手足がけいれんしたり、意識を失ったりする場合がある。(共同)