栃木強盗殺人事件、3人目の少年逮捕 東京の窃盗未遂と車酷似 匿流関与か、複数逃走

栃木県警下野署で、送検のため車に乗り込む容疑者の少年(共同)

栃木県上三川町の強盗殺人事件で、下野署捜査本部は16日、強盗殺人容疑で新たに相模原市の男子高校生(16)を逮捕した。逮捕者は少年3人となった。14日の事件の数日前に現場付近で目撃された車と、3月に東京都内で起きた窃盗未遂事件で使われた車の特徴が酷似していたことも判明。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の関与を視野に、他にも逃走者が複数いるとみて行方を追っている。

強盗殺人事件の現場付近では4月以降、不審な車やバイクが目撃されていた。今月6日、殺害された富山英子さん(69)の親族が、怪しい車がいると県警に通報。ナンバープレートが盗難品であることが分かり、県警は7日、盗品等保管容疑で車内にいた茨城県の男(41)を逮捕した。

捜査関係者によると、この車と同じ車種で、色などの特徴が一致する車が、東京都新宿区の酒店で起きた窃盗未遂事件の現場近くで防犯カメラに写っていた。捜査本部は新宿区の事件を捜査している警視庁と情報共有し、関連を調べている。

少年3人のうち今月14、15日に逮捕されたいずれも相模原市の16歳の2人は同じ高校に通っていた。16日逮捕の少年は、15日逮捕の少年の知人。

15日逮捕の少年の自宅近くにある公園駐車場では、強盗殺人事件の当日に現場周辺の防犯カメラに写っていた別の車が見つかった。白いセダンの外車で、逮捕された3人のいずれかが運転していた可能性があるとみて調べる。

少年3人の逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀の上、14日午前9時25分~9時半ごろ、富山さん方に侵入して金品を物色し、富山さんを刺すなどして殺害した疑い。富山さんの長男と次男も負傷した。捜査本部は14日逮捕の少年を16日、送検した。(共同)