実業家イーロン・マスク氏率いる米宇宙企業スペースXは22日、大型宇宙船「スターシップ」を南部テキサス州の拠点施設から打ち上げた。12回目の無人飛行試験。昨年の飛行試験で失敗が相次いだことから、エンジンなど機体に大幅な改良を加えた。
米航空宇宙局(NASA)は国際月探査「アルテミス計画」で、2028年に宇宙飛行士の月面着陸を目指す。スターシップは月着陸船の候補だが開発は遅れており、NASAはアマゾン・コム創業者ジェフ・ベゾス氏の宇宙企業ブルーオリジンの宇宙船使用も視野に入れている。
今回の試験では、模擬衛星放出の手順を改めて確認するなどした。
スターシップは25年1~5月に実施した7~9回目の無人飛行試験で、空中分解するなどして3回連続で失敗した。NASAは、飛行士を地上から月周辺へ運ぶ宇宙船オリオンと、月着陸船のドッキング試験を27年に地球周回軌道上で予定している。(共同)