【叡王戦】伊藤匠叡王「訳の分からないまま指していた」開幕2連勝から2連敗

叡王戦5番勝負第4局に臨んだ伊藤匠叡王(日本将棋連盟提供)

将棋の伊藤匠(たくみ)叡王(王座=23)に2期連続で斎藤慎太郎八段(33)が挑戦する第11期叡王戦5番勝負第4局が23日、大阪府泉佐野市「犬鳴山温泉 み奈美亭」で行われ、先手の斎藤が155手で伊藤を下し、シリーズ対戦成績を2勝2敗のタイにした。前期に続き、フルセットにもつれ込んだ。第5局は31日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で行われる。

戦型は相掛かり。終盤まで互角の展開が続き、両者とも持ち時間の4時間を使い切って1分将棋となり、超ハイレベルな攻防戦となった。

AIの評価値が激しく揺れ動くシーソーゲームに伊藤は「訳の分からないまま指していた」と激闘を振り返った。

開幕2連勝で3連覇へ王手をかけたが、そこから2連敗で2期連続のフルセットへもつれ込んだ。昨年は伊藤が3勝2敗で防衛に成功した。3連覇のかかる最終決戦へ向け「中盤、終盤でうまく指せていない将棋が続いている。もう少し改善したい」と気持ちを切り替えた。

大一番の前の28日には藤井聡太王位への挑戦権をかけた決定戦で羽生善治九段(55)と対戦する。