栃木県上三川町の強盗殺人事件を主導したとして公開手配された益田和彦容疑者(48)が、事件に使われたとみられるバールを神奈川県内のホームセンターで購入した際、現金で支払いポイントの付与を受けていたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。電車移動では交通系ICカードを使っており、こうした履歴の照会や防犯カメラ映像から益田容疑者が浮上した。
益田容疑者が「シグナル」や「テレグラム」といった秘匿性の高いアプリを使っていたことも判明。実行役とされる少年らの指示役とみられる竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)側に「ルパンやる?」とメッセージを送っていた。
事件への参加を誘う隠語とみられる。自らは「カズ」と名乗っていたという。益田容疑者より上の立場の人物がいることも考えられ、栃木、神奈川両県警の合同捜査本部は詳しく調べる。
捜査本部は30日、事件前日の13日ごろ、強盗殺人容疑で逮捕された川崎市の少年(16)を、竹前容疑者と面識のあった相模原市の少年(16)に紹介したとして、職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで相模原市の高校生の男(18)を新たに逮捕した。高校生の逮捕者は5人目。
18歳の男は少年2人それぞれの知人。川崎市の少年に対し、強盗を連想させる文言で勧誘していた。
事件は14日に発生し、14~17日に実行役とされる少年4人と竹前容疑者夫婦が逮捕された。益田容疑者は17日に成田空港から中国へ出国し、東南アジアに向かった可能性がある。捜査本部は海外当局とも協力する。(共同)