世界三大音楽コンクールの一つ、エリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門の最終選考結果が31日発表され、ベルリン芸術大で学ぶ北村陽さん(22)が5位に入賞した。チェロ部門では、2017年の岡本侑也さんの2位が過去最高位。
優勝はイタリアのエットレ・パガーノさん(23)。北村さんは31日、記者団に「素直に喜べる結果ではない」と悔しさをにじませつつも「この経験は忘れられないものになった。すごく意味のある挑戦だったことには変わりがない」と振り返った。
同コンクールで日本人演奏者は、バイオリン部門で堀米ゆず子さん(1980年)と戸田弥生さん(93年)が優勝している。現在は実施されていない作曲部門でも過去に3人が優勝している。
ベルギーの首都ブリュッセルで開かれる同コンクールは今回、5月4日から始まり、25~30日の最終選考に12人が進出した。北村さんは26日に演奏を終えた。
コンクールは現在、チェロ、ピアノ、バイオリン、声楽の4部門の中から毎年1部門ずつ実施されている。ショパン国際ピアノ(ポーランド)、チャイコフスキー国際(ロシア)と並び、世界最高峰と位置付けられてきた。(共同)