糖尿病治療薬マンジャロ利用者「ジムより手軽」売買投稿急増、偽物も

マンジャロなどの糖尿病治療薬を巡っては、痩せる目的の自由診療だけではなく、交流サイト(SNS)上で違法な個人間売買の投稿が急増。利用者は「ジムよりも手軽で疲れない」と話す。専門家は「偽物も確認され健康被害が出る可能性がある」と警鐘を鳴らす。

東京都新宿区の30代女性は体形が気になり自由診療で入手、使用後は「少し気持ち悪くなった」。食欲がなくなり体重は1カ月で約5キロ減った。オンラインの自由診療は「医者が一瞬映って終わりだった」と振り返る。保険適用で処方された薬を転売している知人もいると明かし「経済力のない若者は買うのではないか」と語る。

許可なく保管や販売をした疑いで大阪府警に書類送検された3人のうち、アルバイトの女性(29)は「譲 マンジャロ5ミリグラム」などとSNSで投稿。女性会社員(35)は自身に処方されたマンジャロを1本約6000~7000円で販売。小遣い稼ぎ目的だったという。

糖尿病専門医の大坂貴史医師によると、海外では成分を薄めた偽物が出回り、一部は国内でも確認。「個人から入手したものは、健康被害が起きても公的な救済の対象にはならない。絶対にやめてほしい」と訴えた。