首相、過度のエネルギー節約は不要「猛暑は熱中症に気を付け、エアコン使って」

高市早苗首相は5日の参院予算委員会で、エネルギー価格高騰に伴う国民への節約要請は現時点で不要だとの認識を重ねて示した。「生活や経済に大きな影響を与えてしまうような行き過ぎた省エネ、節約を呼びかける段階にはない」と語った。今夏も猛暑が予想されるとして「熱中症に気を付け、エアコンを使ってほしい」とも訴えた。

物価高の要因の一つである円安の是正策を問われ「為替変動にも強い経済構造をつくりたい」と答弁。「円安にはデメリットもある」と説明した上で、国内投資を推進して円の信認を保つと強調した。

中東情勢の影響長期化によるナフサの供給不安について、赤沢亮正経済産業相は「国民の命と暮らしを守る観点から影響を最小化できるよう全力で取り組む」と述べた。

南米の関税同盟、メルコスル(南部共同市場)との経済連携協定(EPA)締結に向け交渉を始める政府方針を巡り、鈴木憲和農相はコメなど「重要5項目」に関し「守るべきものを守る」と語った。

自民党の生稲晃子、立憲民主党の徳永エリ、岸真紀子、塩村文夏各氏への答弁。

参院予算委は首相と全閣僚が出席して2026年度補正予算案に関する総括質疑を実施した。午後は国民民主、公明、日本維新の会、参政、共産、れいわ新選組各党が質問に立つ。(共同)