架空の投資話を持ちかけて現金3000万円をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は10日までに、詐欺の疑いで、一般財団法人「日本サイクリング協会」(東京)の代表理事長沢恵一容疑者(77)と、技術開発会社「セコー技研」(大阪市生野区)の代表取締役長友栄機容疑者(60)を逮捕した。
逮捕容疑は共謀し2023年5~6月、セコー社が所有していない特許に関し、うその投資話を持ちかけ、鹿児島県の会社役員の男性2人から計3000万円を詐取した疑い。
暴対課によると、男性2人に対し、協会がセコー社から電気自動車に関する特許を100億円で購入するとの確約書を示していた。その上で特許の申請経費として現金を要求し、見返りに「投資という名目で6億円を渡す」などと話していたとみられる。
内閣府などによると、協会はサイクリング普及を目的に1964年に設立。2013年に公益財団法人に移行した。近年は経営基盤が傾いていたとみられ、内閣府は25年12月、事業に必要な財産を確保するよう勧告。協会は26年5月に公益認定の取り消しを申請し、内閣府が6月8日に取り消した。協会は一般財団法人となった。(共同)