河野洋平元衆院議長の死去を長男太郎氏事務所が発表 政界から追悼相次ぐ「政党政治の進展寄与」

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自民党の河野太郎元外相の事務所は11日、河野氏の父親で、衆院議長や党総裁を務めた洋平氏が8日に89歳で死去したと発表した。太郎氏は自身のX(旧ツイッター)に「生前に賜った数々のご厚情に対し、心より御礼申し上げる」と投稿した。政界からは「自民党総裁として政党政治の進展に寄与した」(木原稔官房長官)などと追悼する声が相次いだ。

事務所は、東京都内の病院で死去し、死亡時刻と死因は非公表と説明した。葬儀・告別式は近親者で執り行った。喪主は長男の太郎氏。後日「お別れ会」を開く予定で、弔電や香典、供花は辞退するとした。

木原氏は記者会見で「外相、官房長官などとして国政の枢機に参画し、衆院議長として議会の円滑な審議に尽くした」と振り返った。

洋平氏は野党時代の自民総裁を務め、非自民連立政権の細川護熙首相との会談で衆院選挙制度改革に合意。国会議員引退後は日中友好に尽力した。自民の小林鷹之政調会長は会見で「政界再編の波にさらされる苦しい時期に党をお支えいただいた。自身の人脈を生かし、日中外交に関与されてきたことに敬意を表したい」と述べた。

外務省幹部は改善の兆しが見えない両国関係を踏まえ「貴重な存在だった。日中にとって痛手だ」と語った。

大島理森元衆院議長は共同通信の取材に「(民主党政権下で)私自身が自民執行部の一員として政権奪還に向け努力した際の学びの姿であり、支えでもあった」と回顧。「公平公正な国会運営を心がけなさいとご指導いただいた」としのんだ。

衆院議院運営委員会は11日、議事に先立ち、黙とうをささげた。森英介、石井啓一正副議長が出席した。(共同)