オランダを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は17日午前(日本時間17日午後)、首都アムステルダムの王宮前にあるダム広場で、国賓としての公式行事に出席された。日本とオランダは第2次大戦で交戦しており、両陛下は広場に立つ戦没者記念碑に供花して犠牲を悼んだ。
歓迎式典は午前10時過ぎに始まった。両国の国歌が演奏され、天皇陛下はウィレムアレクサンダー国王と広場を巡り、儀仗隊による栄誉礼を受けた。
両陛下はいったん王宮に戻った後、イェッテン首相らと戦没者記念碑へ向かった。供えられた白い花輪に両手を添え、1分半にわたって黙とうした。
第2次大戦中、旧日本軍はオランダの植民地だったインドネシアに侵攻し、オランダ兵約4万人と民間人約9万人を抑留した。多くの死者を出し、戦後は反日感情が根強く残った。陛下は訪問前の記者会見で「今なお当時の痛みを負い続けている人々もおられることに思いを致したい」と述べていた。
2000年に公式訪問した上皇ご夫妻も戦没者記念碑に供花している。
17日夜に国王夫妻主催の晩さん会が開かれ、陛下がスピーチする。
両陛下はオランダに到着した13日からアペルドールンにある王室の離宮に滞在し、16日に宿舎をアムステルダム王宮に移した。
(共同)