7連覇を目指す藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・棋王・王将=23)がタイトル戦初登場の服部慎一郎七段(26)に先勝した、将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦5番勝負第2局が19日、栃木県日光市「日光金谷ホテル」で行われる。両対局者は18日、東武鉄道が誇る看板特急の「スペーシアX」に乗って現地入り。対局場を検分し、前夜祭に出席した。
藤井は今月4日の開幕局(千葉県木更津市「龍宮城スポホテル三日月」)を制し、千葉県でのタイトル戦を8戦8勝とした。栃木県では7戦7勝。昨年の棋聖戦開幕局は同じ日光金谷ホテルで杉本和陽六段を下した。1勝3敗で迎えた今年3月8、9日の王将戦7番勝負第5局(大田原市「ホテル花月」)で永瀬拓矢九段、1勝2敗で迎えた翌週15日の棋王戦第4局(日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」)で増田康宏八段をそれぞれ撃破し、「ダブルかど番」だった両タイトル戦を逆転防衛している。「第1局の経験を生かして、面白い熱戦をお見せできるように対局に集中して頑張りたい」と決意を述べた。好相性の対局場の転戦で連勝して、流れを一気に引き寄せたい。
対する服部は初戦で、角換わりから9筋と1筋の歩を相次いで突く研究手順を見せた。前例のない力戦へと持ち込んだが、攻め合いから最後は「打つ手なし」の状況に追い込まれた。「第1局は完敗。しっかり食らい付いて魂の将棋を指せれば」と闘志を燃やしている。先手番の今回、1勝1敗に追いついて改めての3番勝負としたい。
第2局は19日午前9時から始まる。