7連覇を目指す藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・棋王・王将=23)がタイトル戦初登場の服部慎一郎七段(26)に先勝した、将棋のヒューリック杯第97期棋聖戦5番勝負第2局が19日午前9時から栃木県日光市「日光金谷ホテル」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手は服部、後手は藤井。お互いに飛車先の歩を突いてスタートした対局は、相掛かりへと進行した。
両対局者は18日、現地入りした。その前に東京都墨田区の「東京スカイツリー」に立ち寄り、展望台へと上がった。雲が多く、関東平野の360度パノラマは見られなかったという。その分、盤上ではどちらが最終的に雲がスッキリと抜けて晴れた景色となり、勝ち筋を見いだせるのか。
その後は、東武鉄道が誇る看板特急の「スペーシアX」で日光へとやってきた。2017年(平29)に特急「リバティ」を新たに導入し、蒸気機関車のSL「大樹」を同年、約半世紀ぶりに復活させた。そんな同社が日光・鬼怒川エリアの沿線の魅力をより向上させ、移動そのものを楽しんでもらおうと、23年に満を持して投入した新型特急だ。
藤井は杉本和陽六段の挑戦を受けた昨年の開幕局でも乗車している。鉄道大好きの藤井にとってはまさに「役得」。対局前の願ってもない「鉄分補給」で、盤に向かうことができる。